コペンハーゲンに1泊し、北欧ツアー最終日となりました。帰国便は夕方近くの出発で、午前中はフリータイムでした。
前日にニューハウンで入手した運河クルーズのパンフレットをチェックしたところ、時間的にOKなので、行ってみることにしました。船の乗り場はホテルから近いクリスチャンスボー城近くにして、そこまではタクシーです。
チケット売り場の案内を見ると、いちばん早い船は9時半発で、所要時間1時間、ただし、日本語のオーディオガイドはなし、となっていました。次の船だと、ホテル集合時間が心配なので、9時半の船に乗ることにしました。
ふと、運河の中を見ると、何やら、あやしげな人の彫刻が沈んでいました。まじめなのか、ブラックユーモアなのか。
定刻少し前に船がやって来ました。幅は広いですが、高さはありません。朝いちの船なので、船長さんみずから、しぶきの水跡をきれいにしていました。
この日は前日とは打って変わって青空です。船内をよく見ると、オーディオガイドに日本語があります。案内とは違っているけれど、利用させてもらいました。
船着き場を出発し、広い運河に出てきました。遠くにオペラハウスが見えました。
運河にかかる橋は水面からの高さが低く、橋脚の間隔も狭いので、通り抜けるときは頭を出さないよう、手を出さないよう、必ず、ガイドさんから注意がありました。
船はニューハウンに入ってきました。あれ?ここへ寄るのは所要時間1時間30分のコースのはず。人を乗せ始めて、納得。日本人のグループがここから乗ってきたのです。それも、何と同じツアーのメンバーで、この日のOPを申し込んだ人達でした。
他のお客さんも乗って、クルーズ再開です。ニューハウンのカラフルな家が青空の下、いっそうきれいに見えました。
運河クルーズは前日に訪れたアマリエンボー宮殿の付近にやって来ました。デンマーク海軍の艦艇も艦番号を読み取れました。番号はF352、調べてみると、フリゲートで、ペートー・スクラムという、すでに予備役に編入されている艦でした。
倉庫を利用した国立美術館のダビデ像などを眺めていると、人魚姫の像です。背中から見ても清楚な美人です。落書きはないほうがいいですね。
船は来た方向へ引き返し、狭い運河に入って来ました。ここで、救世主教会のらせん状の尖塔を見せてくれました。
再び、広い運河に戻り、アフリカ産の黒い花崗岩を外壁に使っているので、ブラックダイヤモンドと呼ばれる王立図書館や、クリスチャン4世が建てた醸造所を見ることができました。
クリスチャンスボー城を囲む運河へ入ってきました。石橋の女性の横顔のレリーフが印象的です。
ぐるっと回ったところで、発着場に着き、運河クルーズも終了です。
船を降りると、騎馬像がありました。アブサロンという12世紀の大司教で政治家だそうです。
ここから、ストロイエという繁華街を散策しながら、ホテルへ戻ることにしました。コウノトリの泉の後には元教会のニコライ現代アートセンターがありました。
残念ながら、ストロイエはイースターの関係で、多くの店が閉まっていて、人も多くありませんでした。この通りを抜けてくると、市庁舎前の広場です。先のとがった尖塔を持つスキャンディック・プラザ・ホテルがありました。
更に進むと、市庁舎の横にはチボリ公園を見上げるアンデルセンの像がありました。
ほぼ予定に時刻にホテルへ戻り、他のツアーメンバーと共に空港へ向かいました。